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萩奴からalohaをお届け!

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2004年 07月 19日

TROY

ハリーポッターを観に行こうと、
混雑を予想し開演1時間前にチケット販売所に着いたのですが、
なんとすでに字幕版は売り切れておりました。

せっかく出かけてきたのだし、ということで
夫婦分かれてそれぞれの見たい映画を観ました。
私は「トロイ」を。
良くない前評判ばかり聞いてしまって、あまり期待してなかったものの
あの壮大なイーリアスの世界を、どう表現するのか興味があったのです。

確かに、早くから指摘されているコインの件などの時代考証の甘さや
細かいことを言えば女神テティスの描写も・・・イチャモンつけたい部分が、たくさん。
黄金の林檎を巡る争いなどトロイア戦争の発端になる部分や
なぜ最後にアキレスが踵を射抜かれたのか(アキレス誕生時の逸話)なども
少しは盛り込んでほしかった気もします。
英雄アキレスの苦悩に焦点をおくためでしょうが
あまりに「説明」がないので、中盤に飽きがくる人も出るのはいたしかたありません。
まあ、ハリウッド映画として可能な限り、よく表現した、といったところでしょうか。

ここまで批判的なことを書いてしまいましたが、
しかし、私は1,800円を払って見る価値はあったと感じました。
戦闘シーンの躍動感、壮大なトロイの城壁・木馬のセットは圧巻です。
時代物が好きな方、ロード・オブ・ザ・リングが好きな方は楽しめるんじゃないかしら。
とにかく、現代文化に深く溶け込んでいる
ギリシア古典の哲学・思想などを知るための足がかりになると思います。
欧米文化を深く理解するためにはイーリアスとオデュッセイアは必読と思っています。

キャスティングは、ブラッド・ピットはやはり上手な役者さんでしたが
パリスを演じるオーランド・ブルームが今一つなのは脚本のせいかな。
ヘレン役は・・・美の女神が選んだ最高の美女、というにはちょっと・・・。
私は、へクトール役やブリセーイス役の役者さんが素晴らしいと思いました。



ちなみに、夫が見たのは大友監督の「スチーム・ボーイ」。
「AKIRA」のイメージが強すぎたようで、
「この作品は1,000円くらいが妥当」という感想だそうです。

by umeyakko5656285 | 2004-07-19 01:08 | entertainmentのこと


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